借金している人の割合はどのくらい?意外なデータ

借金している人の割合はどのくらい?意外なデータ

「お金を借りる」と聞くとイメージするのは、「怖い」、「後ろめたい」といった前向きではないイメージです。しかし国の調査では、既に日本社会には「借金」という仕組みは浸透していて、ごく普通に利用されるものになりつつある実態が明らかになっています。現在の借金の実態について、調査結果から引用して見てみましょう。

国内の金融機関を監督する「金融庁」が集計・発表する貸金業関係資料集

今回参考にするのは、内閣府の外局として設置されている金融庁が発表している貸金業関係資料集です。金融庁は「日本の金融の機能の安定を確保し、預金者、保険契約者、金融商品の投資者その他これらに準ずる者の保護を図るとともに、金融の円滑を図ることを任務」とする官公庁の一つであり、それまで民間金融機関の監督官庁であった大蔵省から分離・独立する形で1998年(平成10年)に設置されました。
貸金業関係資料集は、銀行融資やカードローン利用者などの資金需要者の利益の保護をはかり、貸金業の適正な運営に資することを目的として、1年単位で発表される貸金業の実態調査とその集計です。※http://www.fsa.go.jp/status/kasikin/20150930/index.html

借金の種類とその内訳

一口に借金と言っても、その内容は個人が遊ぶために借りるお金から企業の運転資金として必要なものまで様々あります。
個人がする借金の代表的なものとしては、

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • クレジットカード
  • 事業用融資
  • 消費者金融・キャッシング

があげられます。

また、クレジットカードを利用した買いものも支払方法に関わらず借金とする考え方もあり、その後ろ向きなイメージとは裏腹に、我々の生活と借金は切っても切り離せないものと言えるのです。

どれぐらいの人口が借金をしているか

さて、考え方によっては借金と日常生活が切っても切り離せないものであるとわかったところで、気になるのはどのくらいの人がいくらくらい借金をしているのかということです。
貸金業関係資料集では、一人あたりの借金金額までは調査されていませんが、消費者金融に絞って全体の借入額の推移は対象となっています。

その数値を見てみると、

  • 平成11年3月末…163,954
  • 平成12年3月末…174,778
  • 平成13年3月末…188,292
  • 平成14年3月末…201,196
  • 平成15年3月末…200,470
  • 平成16年3月末…196,550
  • 平成17年3月末…198,574
  • 平成18年3月末…209,005
  • 平成19年3月末…203,053
  • 平成20年3月末…179,191
  • 平成21年3月末…157,281
  • 平成22年3月末…126,477
  • 平成23年3月末…95,519
  • 平成24年3月末…78,315
  • 平成25年3月末…67,790

のように推移しています。(金額単位は億円)

それまで順調に伸びていた貸付残高は平成19年を過ぎると減少傾向に転じて、平成23年には10兆円の大台を割り込みました。この背景には、最高裁判所でグレーゾーン金利の違法判決が出たことをはじめとするカードローン業界に逆風が吹いたことがあげられます。

カードローンの借入金額は平均47万円

さて、カードローンの借入金額総額の推移が出たところで、カードローンに注目してキャッシングを利用している人がどれぐらいいるかを見てみましょう。
同じく貸金業関係資料集から引用してみると、平成25年3月の「消費者向無担保貸金業者」(アコムやプロミスなどの消費者金融)の貸付残高は2兆6,097億円、貸付件数は552万件の貸付があると言われています。単純にこの残高を件数で割ると、一人あたりの貸付残高は約47万2千円となり、「20人に1人がカードローンを利用していて、一人あたり約47万円の借り入れがある」と言えます。
また、消費者金融大手7社が貸付金額の約8割を占めているので、消費者金融を利用している人の多くは、アコムやプロミスと言った大手から借りていることもわかります。

おわりに

このようにカードローンに限って見ても、お金を借りるという行為は浸透していることがわかります。
20人に1人という割合を多いと見るか少ないと見るかは、あなた次第です。


The following two tabs change content below.
ローン研究会

ローン研究会

お金を借りる前に知っておきたいこと、知らなきゃいけないことをお勉強しましょう。大変なことになる前に!